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スピルリナ(Spirulina)の有益な健康効果

脂質異常または高めの血圧が気になる人におすすめ!
熱帯地域の強アルカリ性の環境で生育する藍藻類の「スピルリナ」

ユーグレナとスピルリナは
どう違うのでしょうか?

 ユーグレナ(Euglena)は約5億年前に誕生したミドリムシのことで、黄緑色をした約0.04mmの単細胞生物です。
 酸性の培養地で育ち、苦味があります。
 一方、スピルリナ(Spirulina)は約35億年前に誕生したラセン状の藍藻類で、青緑色した約0.4mmの藻類です。
 強アルカリ培養地で育ち、青海苔の風味があります。
 含まれている栄養素については、どちらもたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをしっかり含んでいて拮抗していますが、注目したいのは抗酸化特性と強力な抗炎症特性を有するフィコシアニン(Phycocyanin)という色素たんぱく質がスピルリナには豊富であるということです。
 そして、スピルリナには抗酸化作用、抗炎症作用、脂質低下作用、降圧作用、抗糖尿病作用、脳保護作用などが実証されています。

スピルリナは5大栄養素がバランスよく摂れ、
しかも、健康成分の働きが強力です。

 スピルリナは、に示すように、多くの栄養素と健康成分を含んでいます。
 たんぱく質には9種類の必須アミノ酸、脂質には抗酸化活性の高いn-3系脂肪酸(α-リノレン酸・EPA・DHA)やn-6系脂肪酸(γ-リノレン酸・アラキドン酸・リノール酸)、炭水化物には免疫刺激作用のあるヘテロ多糖類が含まれています。
 ビタミン類では血液凝固や骨の形成に関わるビタミンKが多く、ミネラル類では鉄欠乏性貧血に大切な鉄が多く含まれています。
 また、各種のフラボノイド(ケルセチン・ケンフェロール・アピゲニンなど)やフェノール酸(コハク酸・キナ酸・3,4-ヒドロキシ安息香酸など)も含まれ、これらのフェノール化合物が抗酸化特性を発揮します。
 さらに、黄色や赤色の色素成分のカロテノイド(カロテン類・アスタキサンチン・クリプトキサンチン・キサントフィル・ルテインなど)や超強力な炎症作用を有するフィコシアニンという色素たんぱく質も含まれており、これらが多彩な疾病予防効果や健康増進効果を発揮します。

スピルリナは
脂質異常をはじめ、
高めの血圧や血糖値を改善する!

スピルリナが脂質異常、高血圧、高血糖を改善するメカニズム

 イタリアのサレルノ大学によるスピルリナの心血管疾患の予防や管理に有益な効果に関する総説(Nutrients, 2024, 16(5), 24pages)で、スピルリナの脂質異常、高血圧、高血糖のそれぞれの改善メカニズムを解説していますので、ご紹介いたします。
  • 脂質異常の改善メカニズムは、スピルリナに含まれる青緑色のフィコシアニンによるものと考えられており、次ページで詳しく解説いたします。
  • 高圧血の改善メカニズムは、スピルリナに含まれるたんぱく質が分解してできる生理活性ペプチドが血管内皮に一酸化窒素(NO)を放出したり、活性酸素の産生を減らしたり、血管を収縮させるエンドセリン-1というペプチドの発現を減らしたりするため、血管がしなやかになり高めの血圧が下がります。
  • 高血糖の改善メカニズムは、スピルリナに含まれるたんぱく質が肝細胞へのグルコースの取り込みを改善したり、ペプチドがα-アミラーゼやα-グルコシダーゼを阻害して血糖値の上昇を抑えたり、食物繊維がグルコースの吸収を妨げたりするため、高めの血糖値を下げる方向に働きます。

スピルリナは脂質異常を本当に改善するのか?

 スピルリナが脂質異常を改善する根拠となる信頼性の高い論文を紹介します。
  • 中国の南方医科大学によるスピルリナが脂質異常に及ぼす影響に関する12編の論文のシステマティックレビュー&メタ分析(Diabetes Metab Syndr Obes, 2018, 11, 729-742)で、LDL(悪玉)コレステロール値は-33.16[mg/dl]の有意な低下、トリグリセリド(中性脂肪)値は-39.20[mg/dl]の有意な低下、そしてHDL(善玉)コレステロール値は+5.81[mg/dl]の有意な増加を示しました。なお、12編の論文ではスピルリナの一日あたりの摂取量は1~19g、摂取期間は2~48週でしたが、12論文の中央値は一日あたり2g、摂取期間は12週でした。
  • インドのマハラジャ・サヤジラーオ大学バローダ校による臨床比較試験(J Med Food, 2001, 4(4), 193-199)でも、スピルリナを一日あたり2g、摂取期間8週で、LDLコレステロール値とトリグリセリド値の有意な低下とHDLコレステロール値の有意な増加が認められています。
 以上より、血中のLDLコレステロールやトリグリセリド(中性脂肪)値が高めの人では大幅にこれらの値を下げる可能性がありますので、是非、一日あたり2g程度のスピルリナを2~3ヶ月間試していただきたいと思います。きっと結果がついてきます!

スピルリナが脂質異常を
改善するメカニズム

 イランのAJA医科大学によるスピルリナが脂質異常に及ぼす影響に関するシステマティックレビュー&メタ分析(Pharmacol Res, 2023, 193, 12pages)でスピルリナが血中脂質を改善するメカニズムとして、上図に示すごとく、(1)スピルリナの各種有効成分が肝臓において抗酸化能を高めてLDLコレステロール値を下げたり、(2)近位小腸でコレステロール全般の吸収を抑えたり、(3)遠位小腸で胆汁の再吸収を抑制してLDLコレステロール値やトリグリセリド(中性脂肪)値の上昇を防いだりすることを挙げています。

スピルリナは高めの血圧も本当に改善するのか?

 スピルリナが高めの血圧を改善する根拠となる信頼性の高い論文を紹介します。
  • ポーランドのルブリン医科大学によるスピルリナが高めの血圧に及ぼす影響に関する5編の論文のシステマティックレビュー&メタ分析(Nutrients, 2021, 13(9), 12pages)で、収縮期(最高)血圧値は-4.59[mmHg]の有意な低下、拡張期(最低)血圧値は-7.02[mmHg]の有意な低下を示しました。なお、5編の論文ではスピルリナの一日あたりの摂取量は1~8g、摂取期間は2~12週でしたが、5論文の中央値は一日あたり2.3g、摂取期間は12週でした。
  • ポーランドのポズナン医科大学による肥満高血圧者の臨床比較試験(Eur Rev Med Pharmacol Sci, 2016, 20(1), 150-156)でも、スピルリナを一日あたり2g、摂取期間12週で、収縮期血圧(最高)血圧値は-5.0mmHgの有意な低下、拡張期血圧(最低)血圧は-4.0mmHgの低下が認められています。
 以上より、スピルリナは血圧が高めの人の収縮期および拡張期の血圧を下げることが期待できますので、是非、一日あたり2g程度のスピルリナを3ヶ月間程度試していただきたいと思います。

スピルリナは高めの血糖値も改善するのか?

 スピルリナは高めの血糖値を改善する根拠となる信頼性の高い論文を紹介します。
  • イランのスポーツ科学研究所によるスピルリナの2型糖尿病に対する効果に関する8編の論文のシステマティックレビュー&メタ分析(J Diabetes Metab Disord, 2021, 20(1), 883-892)で、空腹時血糖値は-17.88[mg/dl]の有意な低下を示しましたが、食後血糖値やHbA1c値には有意な効果が認められませんでした。なお、8編の論文ではスピルリナの一日あたりの摂取量は0.8~8g、摂取期間は45~90日でしたが、8論文の中央値は一日あたり2g、摂取期間は60日でした。
 以上より、スピルリナは高めの空腹時血糖値を下げることはできますが、食後血糖値やHbA1c値を有意に下げることができません。
 そのため、糖尿病が心配な人は空腹時血糖値を最も下げるシナモン(-24.59[mg/dl])やHbA1c値を最も下げる生姜(-1.01[%])の摂取をお勧めします。
 なお、お腹周りの内臓脂肪が気になる人は、肥満指数(BMI)と腹囲(WC)の両方を最も下げるブラッククミンシード(学名:ニゲラ・サティバ)の摂取をお勧めします。

スピルリナは
高品質で安全・安心なものを選びましょう!

 食品医学研究所では、台湾において国際基準での品質管理や衛生管理のもとで培養され、同国にて安全性などの適正製造規範(GMP)に基づいて造粒されたものを当研究所で加工したスピルリナを販売しております。
 スピルリナは熱帯または亜熱帯の開発途上国で主に培養されているため、ご購入の際は原産国(培養場所)や製造国(造粒場所)ならびに品質管理などについて明確に記述されているものをお求めください。

乾燥させたスピルリナ
造粒したスピルリナ(商品)
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